見出し画像

ジェネレーティブAI(生成型AI)とセールステックの未来

ジェネレーティブAIとセールステック

・ジェネレーティブAI(Generative AI、生成型AI)がブームになっている。VCも大手企業もこぞって注目している分野だ。
・セールステックの文脈では、メール文章や電話の内容のサジェストでの活用は考えられる。
・ただ、Chat-GPTはwikiなど公的な文章を中心に機械学習した内容を元に文章制作されているため、セールス用途ではこれ単体では機能しないだろう。
・例えば、自社の価格メニューを説明するメール文をChat-GPTに書いて欲しいと思っても、そもそもその元データが書くことは出来ない。
・だから、セールス用のコミュニケーションテキストのビックデータと機械学習が事前にされていないと効果は出ないと私は予想してる。

有効なセールスコンテンツの生成には、膨大なセールスビックデータが必要だ

・以前、セールステックの記事で紹介したConversicaのような仕組みが必要だ。
・Conversicaは10年以上、数億単位の営業のメールや電話のやり取りのデータをビックデータとして蓄積していて、これをセールスが活用できるようなAIサジェストを行っている。
・いくらChat-GPTが綺麗な文章を書けたとしても、元データとなる営業のコミュニケーションデータがなければ十分に加工できない。
・これはめちゃくちゃハイスペックなライターに、何のインプットもしない状態で、大手企業の重役にアポを取る方法をテキストで書いてくれ、と言うようなものだ。
・無い袖は振れない、無い営業トークは吐き出せない、というわけだ。
・DeepL Writeような校閲で使うという手もあるが、これも多くの校閲データを持っているようなサービスでないと精度が悪いはずだ。

Chat-GPTプロダクトはセールステック含めウィナー・テイク・オールになる

・いま最も伸びているAIライティングツールのJasperもChat-GPTのロジックのチューニングに加え、そもそもJasperを使うユーザーが多くいるので、そこから溜まるビッグデータが精度の担保になっているはずだ。
・だから、投資家の一部はChat-GPTに懐疑的な人もいた。Chat-GPT によるAIライティング市場はWinner-take-allで、ビッグデータとチューニングロジックを持つ技術力の高いベンチャーしか生き残れないからだろう。

Gongなど商談会話データを持つ会社のChat-GPT活用に期待

・特定の専門分野のテキストビッグデータを持つような事業者によるジェネレーティブAIは期待が出来る。
・例えばGongのような営業商談の音声・テキストデータを豊富に持っているようなセールステックの会社がChat-GPTを活用したら強いはずだ。
・Chat-GPTで優れたセールスソリューションを開発するには、データ獲得競争が必要で、特に商談の会話データや営業のメールデータを持つ会社が強いだろう。
・また、現在は日本語と英語の翻訳技術が進んでいるので、おそらく初めからグローバルの競争になる。
・最終的には米国のセールスコンテンツレコメンドの1〜2社が勝者として残り、それ以外の事業は精度の面で負けて市場撤退するのではと予想している。

みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!